"知らなきゃ損" ブログ
2025年09月
2025.09.20
とある井戸端会議①
知らなきゃ損 No 34
とある井戸端会議
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昼下がりの喫茶店(hmc-cafe)で久しぶりに集まった
50代の3人
優子さん 恵さん 潤子さんが信託について話し始めた
優子 「ねえ 最近よく聞く家族信託とか遺言信託って結局どう違うのかしらね?』
恵 「私も気になってた!ちょと前に銀行で遺言信託を勧められたの。でも手数料が高いって聞いて…。」
潤子 「じゃー今日は3人で整理しましょうか。まず家族信託ね これは家族で財産を預けて管理する仕組み メリットはねー」
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家族信託
メリット:
柔軟な財産管理・資産承継の組成が可能
信託報酬を自由に設定可能 ランニングコストを抑えられる
財産であれば何でも信託財産にできる
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デメリット:
受託者として 適任者がいない
受託者になった者に信託そのものの理解不足
受託者の不正や暴走を防ぐ対策に公的機関がない
受託者個人に交代のリスク(死亡・辞任)
家族関係が良くないとダメ
優子「なるほど 家族の安心のためだけどちゃんと専門家に相談しないとダメね」
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商事信託
メリット:
プロの免許、登録を受けた受託者の管理
金融庁監督の下で 不正や相続リスクの低下
ご本人の死亡後の資金の引き出しがスムーズ
財産管理の負担軽減
長期間の信託が可能
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デメリット:
管理にコスト(信託報酬)がかかる
受託者による権限が少ない
資産によって信託できないものがある
資産の組み換えといった柔軟な対応ができない
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遺言信託
メリット:
遺言の作成・保管・執行鵜をまとめて任せられる
公正証書遺言
専門家が手続きを代行
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デメリット:
手数料や管理料が高額になる
銀行のサービス範囲
トラブルの可能性あれば無理
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潤子「費用を気にしなければ 亡くなった後の安心感は大きいわね」
優子「結局家族信託は生きている間の安心 商事信託はお金を増やす仕組み 遺言信託は亡くなった後の安心ってことね」
恵 「うん、どれも役割が違うのね大切なのは自分と家族に合ったものを選ぶことかも」
潤子「そんな時は 繋ぐライクファミリーサポートに相談したらいいって聞いたことあるわ 全国組織だし安心よね」
恵「あーそれ 繋ぐノートを作ったとこよね」
潤子「そうそう」
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3人は顔を見合わせて
なんだか安心したように笑いました!
わからないことは聞いてくださいね
2025.09.13
とある井戸端会議
知らなきゃ損 No 33
とある井戸端会議
昼下がりの喫茶店(hmc-cafe)で久しぶりに集まった
50代の3人
優子さん 恵さん 潤子さん
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優子さんが不意にため息をつきました
「この前、母が急に倒れて救急車で運ばれたの
病院に着いたら先生に持病は?
薬は?と聞かれたんだけど…全然答えられなくて
もう頭が真っ白」
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恵さんは驚いた顔
「それは大変だったでしょう?
お母さん 大丈夫だったの?」
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なんとか助かったけど…
私がもっと知っていたら、
もっとスムーズに治療してもらえたのかなって思って
あの時は本当に悔しかった」
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そこで 潤子さんが口を挟んだ
「そういえば、この前ネットで見たんだけど
『救う相続』ていう名前の事務所があるの
ちょっと変わった名前よね
救える人を救うって意味なんだって」
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恵さんが首をかしげる
「相続って”お金や財産のこと”ってイメージだけど
救うってどういうこと?
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潤子さんはスマホを見ながら続けた
「その事務所の先生、元は救急救命士だったんだって
命の現場で情報が分からないせいで助けられない人をいっぱい見てきたから
「相続の仕事でも生きている人を救いたい」って思ったらしいの」
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優子さんが思い出したように言いました
「そうそう、その先生が作った『繋ぐノート』っていうのを私も書いたの
これがね、エンディングノートと違って”今すぐ役立つ”ノートなのよ」
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恵さんが興味津々
『どんなこと書くの?」
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「例えば、救急車を呼んだ時最初に誰に電話するか、とか
飲んでる薬、かかりつけのお医者さん
入院したら必要な生活のこと
延命治療をどうしたいかまで
家族が迷わないように、まとめて書けるの」
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潤子さんは、うなずきながら言った
「なるほど、それがあれば家族も安心だし
本人も『伝えておけた』って気持ちになるわね
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コーヒーを飲み干した恵さんがぽつり
「そういえば、私、もし夫が倒れたら…
誰に電話すればいいんだろう
子供も遠くにいるし」
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優子さんが微笑んで答えました
「だからまずは”1本目の電話は誰にするか”って書いておくのが大事なのよ
それだけでも『繋ぐノート』の最初の一歩になるから」
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3人は顔を見合わせて、
なんだか少し安心したように笑いましたとさ!
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わからないことは聞いてくださいね
2025.09.03
老いを楽しむとは
知らなきゃ損 No 32
老い という言葉
あまりいい印象は
ないのではないでしょうか
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人生100年時代と言われて久しいですが
医学の進歩や生活環境の変化で
昔よりずっと長生きになりました
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その長い人生
どう過ごすかというと
不安を抱える人は多いのでしょうか
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ある夕方の電車の窓に
ふと映った自分の姿を見て
私はハッとしました
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「え、こんなに白髪が増えていたの?」
顔に刻まれたシワ
少し疲れた表情
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かつての自分と比べて
落ち込んでしまいそうになりました
でも同時にこれは誰にでも訪れる自然なことなんだ
と思い直すことができました
そのきっかけとなったのが「老い本」です
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老いを特別な不幸ではなく
誰もがたどる自然な流れ
若い頃になかったシワや白髪は
実は自分の人生の証
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こんなに長く頑張ってきたんだと思うと
むしろ誇らしく思えます
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今の年齢だからこそ
味わえる贅沢があります
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仕事や子育てに追われていた頃にできなかった趣味を再開したり
友人と昔話をして馬鹿笑いしたり
年齢を重ねたからこそ
心から楽しめる時間があります
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それでも、
老いを考えるとどうしても不安はつきものです
健康のこと、お金のこと、家族のこと・・・。
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やはり準備があると安心ですよね
私自身も繋ぐノートに緊急時の連絡先や
延命治療の希望を書き留めています
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これを整えておくと
老いもただ怖いものではなく
安心して次のステージに進むための通過点に思えます
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電車の窓に映る自分の姿に
ショックを受けたあの日
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けれども今は
その姿を「これからの自分への入口」と思える様になりました
老いを悲しむのではなく
豊さのきっかけとして受け入れれば・・・。
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人生の折り返し地点
どう楽しむかですね
分からないことは聞いてください
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