"知らなきゃ損" ブログ

2026年06月

2026.06.06

給付付き税額控除とは何か?しくみと実例でわかる!

知らなきゃ損 No60


〜とある井戸端会議 21〜

給付付き税額控除って

ある日の午後、いつもの喫茶店。

優子さん:
「最近ニュースで『給付付き税額控除』って聞いたんだけど、何のことか全然分からないのよ。」

潤子さん:
「私も聞いたわ。名前からして難しそう。」

恵さん:
「確かに難しそうに聞こえるけど、実は考え方は意外とシンプルなのよ。」

優子さん:
「そうなの?」

恵さん:
「例えばね、国が『1人5万円の所得税減税をします』と言ったとするでしょう。」

潤子さん:
5万円戻ってくるならうれしいわね。」

恵さん:
「ところが、もともと払っている所得税が3万円しかない人はどうなると思う?」

優子さん:
5万円じゃなくて3万円しか戻らない?」

恵さん:
「その通り。普通の減税は、払っている税金以上は戻せないの。」

潤子さん:
「なるほど。」

恵さん:
「でも給付付き税額控除なら違うのよ。

税金が3万円しかなくても、残りの2万円を給付金としてもらえるの。」

優子さん:
「だから『給付付き』なのね!」

ところが問題が…

潤子さん:
「それなら良い制度じゃない。」

恵さん:
「ところが会社の事務作業が大変なのよ。」

優子さん:
「どういうこと?」

恵さん:
「会社は毎月の給料から所得税を計算しているでしょう。」

「誰がいくら税金を払っていて、5万円との差額がいくらなのかを計算して、

国に報告して、さらに給付まで管理しないといけなくなるの。」

潤子さん:
「それは大変そう。」

恵さん:
「実は2024年の定額減税の時も、

多くの会社から『手続きが複雑すぎる』という声が出たのよ。」

優子さん:
「そうだったのね。」

政府はどう考えているの?

恵さん:
「そこで政府は、『減税という形をやめて、

給付金に一本化した方がいいのではないか』と考えているみたいなの。」

潤子さん:
「どういうこと?」

恵さん:
「例えば本来なら、

・減税3万円
・給付2万円

だった人に対して、最初から5万円を給付するの。」

優子さん:
「それなら会社は計算しなくて済むわね。」

恵さん:
「そう。中小企業の負担を減らそうという考え方ね。」

本当の目的は別にある?

優子さん:
「でも、そもそも何でこんな制度を考えるの?」

恵さん:
「実は国の本当の目的は『働く人を増やしたい』からだと言われているの。」

潤子さん:
「働く人を増やす?」

恵さん:
「今の日本は少子高齢化で人手不足でしょう。」

「パートで働く人の中には、年収の壁を超えないように勤務時間を調整している人も多いの。」

優子さん:
「ああ、『103万円の壁』とか『106万円の壁』とか聞くわね。」

恵さん:
「そうそう。」

「壁を超えると税金や社会保険料が増えるから、

『これ以上働いても手取りがあまり増えない』と思ってしまう人がいるの。」

ごほうびをつけて壁を超えてもらう

潤子さん:
「それで給付金が関係するの?」

恵さん:
「例えばよ。」

「年収160万円以下の人には5万円。」

「年収160万円を超えて働いた人には10万円。」

「こんな仕組みになればどう思う?」

優子さん:
「それなら壁を超えて働いた方がお得ね。」

恵さん:
「そうなの。」

「壁を超えた人にごほうびを出すようなイメージね。」

潤子さん:
「なるほど。働き控えを減らしたいのね。」

恵さん:
「そういうこと。」

高所得者には徐々に減るかも

優子さん:
「じゃあ年収が高い人もずっと10万円もらえるの?」

恵さん:
「そこは違うみたい。」

「例えば年収350万円を超えたあたりから少しずつ給付額を減らしていって、

年収500万円ぐらいになれば給付はゼロ。」

潤子さん:
「なぜ?」

恵さん:
「国としては、給付金で働く後押しが必要なのは主に低所得者やパート勤務の人たちだと考えているからね。」

3人のまとめ

優子さん:
「最初は難しい制度だと思ったけど、働く人を増やすための仕組みなのね。」

潤子さん:
「ただのお小遣いじゃなくて、人手不足対策でもあるのね。」

恵さん:
「その通り。」

「給付付き税額控除という名前は難しいけれど、

簡単に言えば『働く人を応援しながら生活も支える制度』と言えるかもしれないわね。」

優子さん:
「これから制度の内容がどう決まるのか注目だわ。」

潤子さん:
「知らなかったらニュースを見ても意味が分からなかったわ。」

恵さん:
「だからこそ、知らなきゃ損なのよ。」

 

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