"知らなきゃ損" ブログ
2025年08月
2025.08.30
認知症の対策とは
知らなきゃ損 No 31
認知症と聞くと
どこか遠い話に感じる方も多いかもしれません
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でも実際は
50代・60代の今から準備をしておかないと
いざという時に
家族が大変な思いをします
*
こんな話があります
ある日 母が認知症になった話です
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「スーパーで財布を落としたみたいなの」
ある日、母からの電話です
慌てて駆けつけると
財布はカバンの奥に入っていました
その時はホッとしたものの
私は小さな不安を感じました
*
その後
冷蔵庫に牛乳が3本並んでいたり
ガスコンロの火がついたままになっていたり・・・。
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「ちょっと心配だな」と思いながらも
まだ大丈夫だと
自分に言い聞かせていました
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そんなある日、母が転んで骨折し
入院します
入院の際は問診票を書かないといけません
*
持病は?
飲んでいる薬は?
と聞かれても、母は答えられない
私も正確な情報を知らず 慌てるばかり
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さらに銀行では
「代理でお金を下ろすには、
後見人の手続きが必要です」と言われる
生活費すら動かせず
本当に困ってしまったんです
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認知症になると
どういうことに困るんでしょうか
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認知症になると困ることは
飲んでいる薬や持病が分からない
本人の希望(たとえば施設か在宅か
延命治療を望むのか等)
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こうした問題は
ある日突然やってきます
どうすればいいんでしょうか
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まず
解決策の一つに
繋ぐノートがあります
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もし元気なうちに繋ぐノート
に記録していたらどうでしょうか
- かかりつけ医や薬の情報
- 生活状況 担当ケアマネなど
- 介護や延命治療の希望
これらを書いておくだけで
家族は迷わずに対応できます
本人も「自分の思いを伝えられている」
という安心感を持てます
*
認知症は
誰にでも起こりうることです
大切なのは
「まだ大丈夫」と思える今から備えること
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繋ぐノートは、
未来の自分と家族への“思いやりの手紙”のようなもの
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小さな準備が
将来の大きな安心につながります
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「自分のために、そして家族のために」
今日から少しずつ、備えを始めてみませんか
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#お問い合わせ
2025.08.25
在職老齢年金の改正
知らなきゃ損 No 30
在職老齢年金制度について改正されました
何それって話ですね
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60歳以上で働きながら
厚生年金をもらうと収入が多い場合
年金が削られます
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これが在職老齢年金です
「在老」 とも言われます
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この「在老」が変わります
そもそも「在老」って何でしょうか
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月額賃金(1か月の賞与を含む)と厚生年金を足した額が
基準額を超えると厚生年金は超えた分の半額が
支給停止になります
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基準額は毎年見直され 2025年は51万円
51万円を超えると
超えた分の半分が年金から差し引かれます
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つまり51万円までは全額とれて
それを超えると調整が入ります
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例で説明します
基本月額:10万円
総報酬月額相当額:45万円(給与➕賞与を1ヶ月に換算)
月額
55万円(55−51)÷2=2万円
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受け取り年金は
10万円ー2万円=8万円
*
そして
2026年度(令和8年度)4月から
62万円に引き上げられます
つまり
61万円までなら年金はそのまま受け取れ
62万円を超えた部分のみ調整されるようになります
*
なぜ変更されたのでしょうか
それは
平均寿命や健康寿命が伸びたことで
高齢になっても働きたい方が増えています
一方で年金が減ってしまうことが働き控えの原因になりかねませんでした
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つまり
「今までは働きすぎると年金が減っちゃって」
でも改正後は“ちょっとの収入アップなら年金そのままって嬉しくなりますよね
副業やパート、再就職を考えている方に対して
「月60万円未満なら年金に影響なく働けます」
高齢になっても働き損を気にせず
活躍したいですね
2025.08.16
繋ぐノートは、福利厚生の一つ
知らなきゃ損 No29
繋ぐノートは会社の福利厚生になります
え、どういうこと?って感じですよね
福利厚生といえば
健康診断や休暇制度
子育て支援などを思い浮かべる方が多いと思います
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でも
今は “働きやすさ” だけでなく
“生きる安心” まで会社がサポートする時代になってきました。
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それでは
繋ぐノートには何が書かれているのでしょうか
*
繋ぐノートは
もしもの時に生きる準備を書き留めるノートです
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たとえば
- 緊急連絡先(一番最初、誰に連絡するのか)
- 持病や服用中の薬、かかりつけの病院
- 入院時の生活情報(食事の好みや制限、必要なケアなど)
- 介護に関する情報(ケアマネージャーの連絡先や介護度)
- 延命治療についての希望(本人が望むかどうか)
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これらが一冊のノートに書かれていたら
急な病気や事故のときでも
医療や家族の対応がスムーズになります
その結果、救える命が救われます
*
もしも
会社が繋ぐノートを用意してくれたら…
想像してみてください。
*
あなたの働く会社が、
繋ぐノートを福利厚生の一つとして用意してくれたら
*
しかも
従業員本人だけでなく
ご家族にも書いてもらえるようサポートしてくれたら
たとえば、お父さんやお母さん・・・。
*
「この会社は、自分だけでなく家族を本当に大切にしてくれている」
そんな安心感が生まれます
*
安心感は“会社への愛”につながります
働き続けたい気持ちを高め、離職を防ぎます
*
また、
「この会社で働きたい」と思う人が増え
採用にもプラスになります
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繋ぐノートは、単なる紙や記録ではありません。
会社と従業員、そして家族をつなぐ“信頼の証”なのです
繋ぐノートを使わない理由が見つかりません
*
繋ぐノートは
社団法人 繋ぐライクファミリーサポートが開発しました
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分からないことは聞いてください
2025.08.01
遺言書の表現って
知らなきゃ損 No28
遺言書で使用する言葉って
堅苦しいイメージがありますね
普段使わない言葉が使われますからね
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たとえば
「妻に自宅を相続させる」という言葉
ふつうの会話ではこれだけで十分通じますが
遺言書としては、もっと詳しい情報が必要です
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最低限、自宅の土地・建物が特定されないといけません
特定されないと
名義変更もできない可能性があります
*
遺言書にはある程度決まった表現があります
相続人には「相続させる」
相続人以外では
「遺贈する」という言葉を使うのが基本です
*
これを間違って
相続人に「遺贈させる」と書いてしまうと
遺贈扱いになり不動産がある場合は
登録免許税が高くなる場合があります
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また
遺言執行者が書かれていない場合
遺言者が亡くなった後
家庭裁判所に遺言執行者を選んでもらったりする場合があります
*
たとえば
「遺言者の夫が妻へ全財産を」
という内容を書いても
夫より妻が先に亡くなると
妻に渡そうとした財産は宙に浮いてしまいます
*
妻が先に亡くなった場合
「長男に」(予備的遺言と言います)と書いていれば
長男に渡せますが、書いていなければ
宙に浮いた財産は遺産分割協議の対象になります
*
このように
最後まで遺言書の内容通りに実行できるように
あらゆる可能性を考えた予備的遺言を
含めて作成することが大切です
*
どうですか
せっかく遺言書を書いても
かえって揉める原因にならないようにしないとね
*
分からないことは聞いてください
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