"知らなきゃ損" ブログ
介護
2025.11.14
とある井戸端会議⑤
知らなきゃ損 No 40
とある井戸端会議編⑤
介護保険料が・・・
ある秋の日
近所の喫茶店(hmc-cafe)で
いつもの3人
優子さん、潤子さん、恵さんが集まってます
*
優子:「ねぇ聞いてよ。介護保険料、また上がったってハガキで見たのよ。私もう何回目?って感じ…」
潤子:「わかる〜。うちも来たわよ。なんか毎年ジワ〜っと上がってる気がするんだけど…気のせいじゃないわよね?」
*
恵:
「気のせいじゃないよ。介護サービスを使う人が増えて、財源が足りなくなってるからね。
保険料を上げるしかなくなってるの。」
*
優子:「それでね、ニュースで“マクロ経済スライド”って聞いたけど…あれ何?怖いんだけど。」
潤子:「年金が減る仕組み…とか?」
*
恵:
「簡単に言うと、年金を“必要以上に増やしすぎないように調整する仕組み”のこと。
物価が上がっても年金の伸びがゆるやかになるの。」
優子:「あぁ〜…やっぱりそういうことだったのね。」
潤子:「じゃあ私たち、将来もっと節約しないとダメってことかぁ。」
*
恵:「もちろん節約も必要だけど、
“お金の見える化”をしておくと不安は小さくなるよ。
収入・支出、どんな保険に入ってるか、親のこと、いざという時の連絡先…
ちゃんと残しておくのが大事なんだよね。」
*
優子:「うちの母ね、最近ちょっと転びやすくなっちゃって…。
介護のこともそろそろ考えないといけないのかなぁ。」
潤子:「わかる。うちも薬の量増えてるしさ。
いざというとき“まず誰に電話するか”すら決まってないかも…」
*
恵:「そこなんだよね。
介護保険・年金の話題が増えてる今こそ、
“自分と家族の情報を整理するタイミング”でもあるの。」
*
恵:「情報がまとまってると、いざという時すごく助かるよ。
たとえば……」
- 介護保険証
- 年金の種類(国民年金・厚生年金)
- 加入してる保険
- かかりつけ医
- 飲んでいる薬
- 緊急連絡先(1本目の電話先)
- 電子マネーや銀行の情報
「これ全部、ぜんぶ“繋ぐノート”に残せるんだよね。」
*
優子:「え、そんな便利なの?書くだけで安心が増えるね。」
潤子:「ほんと。“老後の不安”って、知らないことが多いから不安になるんだわ。」
恵:「そうそう。だから“見える化”は最大の味方なの。」
*
まとめ
介護保険料のアップや年金の話題が増えているのは、
“未来のお金や介護のことを今から考えておくべき時代”に入ったサイン。
でも――
「怖がるより、備える」
これが一番の安心につながります。
*
優子さん・潤子さん・恵さんのように、
まずは井戸端会議レベルで気軽に話すことから。
*
そして、
親・自分・家族の“必要な情報”を整理しておくこと。
それが、あなた自身と家族を守るいちばん確かな一歩です
*
いつやるの?
今でしょ!
分からないことは聞いてください
2025.11.05
とある井戸端会議④
知らなきゃ損 No 39
とある井戸端会議編④
介護の始まり
ある秋の日
近所の喫茶店(hmc-cafe)で
いつもの3人
優子さん、潤子さん、恵さんが集まってます
*
ねぇ…ちょっと聞いてよ…」
いつものカフェで、優子さんがカップを持つ手を震わせながら話し始めました。
「お母さん、転んでしまってね。昨日から急に介護が必要になっちゃって…。
私、何をどうしたらいいのか全然わからなくて…」
*
その言葉に、潤子さんが大きくうなずきます。
「わかるよ…うちも来年どうなるか分からないし、正直こわい。」
*
そんな2人に、恵さんが静かにコーヒーを置いて言いました。
「実はね、介護って——気持ちの準備より先に、
“お金と手続き”の準備 が大事になる瞬間があるのよ。」
そこから、3人の“井戸端会議”が始まりました。
*
本人の銀行口座・通帳はどこか
優子さん:「実は…通帳もカードもどこにあるのか分からなくて。」
恵さん:「そこが最初のつまずきポイントなの。
暗証番号も本人しか知らないと、必要なときに生活費が引き出せないのよ。」
*
・通帳、キャッシュカードの保管場所
・ネットバンキングのID/パスワード
・定期預金や証券口座の有無
これらを“今のうちに”把握するのが第一歩。
*
年金がどこから入ってくるのか
年金って、一つじゃない人も多いのよ」と恵さん。
公的年金、厚生年金、企業年金…
どこから・いくら・いつ入金されているのかを知ると、
介護にどれくらいお金が使えるのかイメージが湧くわよ
*
健康保険証と保険の内容をチェック
「入院や通院が増えると、医療費も一気に上がるのよ。」
恵さんがメモを取りながら説明します。
・限度額適用認定証
・高額療養費制度
・民間保険の給付条件
*
これを知らないと“本当は払わなくてよかったお金”を払ってしまうことも。
優子さん:「こんなの、ぜんぜん知らなかった…」
*
介護が始まったら まず手続き
恵さん:「介護サービスを使うには、まず介護認定からよ。」
・地域包括支援センターに連絡
・ケアマネージャーが介護の味方に
・要支援・要介護のどれに当たるのか判断
「これをしないと、介護保険が使えないのよ。」
*
医療費を抑えるための手続き
・限度額適用認定証
・医療費通知の確認
「申請しておけば、窓口での支払いがグッと軽くなるの。」
*
代理で動けるように代理人を決める
「これが意外と大事なのよ」と恵さん。
本人が入院すると、
口座のお金を家族でも勝手に引き出せない問題が発生します。
*
判断能力があるうちに——
・銀行の任意代理人
・口座の名義確認
が大切。
*
医療、介護の希望を家族と共有(人生会議)
「延命治療、どうする?」
「入院したら誰にまず電話する?」
「施設か自宅か、本人はどう考えてる?」
ここで役立つのが——
繋ぐノート(情報の一元化)
家族全員が“本人の意思”を知っているだけで、
介護のストレスは驚くほど減ります。
*
公的制度の味方
恵さんがノートを広げながら語ります。
- 高額介護サービス費(一定額を超えた分は戻ってくる)
- 介護保険の負担割合(1〜3割)
- 介護休業給付金(家族が仕事を休むときに支給)
- 施設入所の費用の相場
- 医療と介護の境目で起きやすいトラブル
*
「制度ってね——
知ってる家族だけが助かるのよ。」
優子さんは何度もうなずきます。
*
繋ぐノートの活用
恵さん:「結局ね、必要な情報が一つに集まってると、家族は本当に助かるの。」
記入すべきポイントはこんな感じ:
- かかりつけ医・薬・既往歴
- 緊急連絡先(1本目に電話すべき人)
- 銀行口座と保険の情報
- 延命治療の希望
- 本人の思い・メッセージ
*
潤子さん:「これ1冊あるだけで、家族の会議がずっと楽になるね…」
恵さん:「そう。介護は家族の共同作業だからこそ、情報の準備が大事なのよ。」
*
優子さん:「こんなにやることがあるなんて知らなかった…
でも、今日聞けて本当に気がラクになった。」
潤子さん:「私も家に帰ったら、お母さんと話してみよう。
早めに動けば、こんなに違うんだね。」
*
恵さん:「介護は突然始まるけど——
準備は早いほど家族を守るものよ。
まずは“繋ぐノート”で今日から整理しておきましょう。」
*
ゆっくりしたカフェの午後に、
3人の未来への準備がそっと始まりました。
*
分からないことは聞いてください
2024.10.02
要介護は突然に!
風格 の花言葉 バナナ
バナナは南国では年中映えているイメージですね
実は樹木ではなく 草なんです
しかも種類により巨大化します
*
豊中あぐりのバナナの葉は
高さ5mあまり 3階に届く勢いです
今日も関西テレビ局が取材に来られ、夕方テレビ放映されました
*
「こんな町中に バナナかよ!!」
フィリピンじゃないよ 国産(豊中産)だよ
そのうち食べれるかも
知らんけど!
*
知らなきゃ損
*
老人ホームの終(つい)のすみか率って
何のことでしょうか
人生の最後をどこで過ごすのかの割合です
*
2022年では老人ホームが11%
自宅の17%に迫ります
*
要介護状態は脳卒中、骨折や転倒で
突然訪れることが少なくありません
「身体が動かなくなってから考えよう」では
後手に回りかねません
*
なにごとも先手、先手で取り組みたいものです
ところで
要介護ってどんな状態でしょうか
*
要介護1
見守りや部分的介護が必要
要介護2
排せつや入浴などの部分的介護が必要
要介護3
歩行、食事、排せつ等全面的介護が必要
特別養護老人ホームは要介護3以上が最低条件
要介護4
介護なしでは生活できない
要介護5
寝たきり、意思疎通困難
*
要介護状態になれば
介護施設にもよりますが
家賃を含み月額20万円~35万円程度かかります
*
ピンピンコロリという言葉があります
健康で過ごしていて突然亡くなることですね
こんな人は幸せでしょうね
*
ピンピンコロリ以外の人は
今少し考えてみましょうか
分からないことは聞いてくださいね
2023.09.15
手すりって

あなたを信じる の花言葉 サルスベリ
ピンクの花が多いですが
白色もすてきですね
*
百日紅とも呼ばれます
由来は朝鮮半島の物語からきてます
*
昔 生贄にされる娘を
たまたま通りかかった王子が助けました
その後
助けられた娘と王子は恋に落ちました
*
やがて王子はしばらく
その地を離れないといけないので
「100日後に戻る」
と言い残し去りました
*
王子が100日後に戻ると
娘は既に病気で亡くなっていました
*
あまりのショックで悲しみ、ふさぎ込んでいると
娘の墓から木が生えてきて
きれいな花が100日間咲き続けました
*
その花は
百日紅と呼ばれることに・・・
悲しくも素敵な話ですね
*
知らなきゃ損
*
駅では手すりって、どこでも見かけますよね
家の中ではどうでしょうか
*
突然ですが
家庭内の事故は多いんですよね
高齢者の救急搬送の事故の8割は
転ぶ事故が原因です
*
対策としては手すりが思い浮かびます
私の母親も身体が弱ってきて
手押し車を買いに行ったら
そこの店主が介護関係に詳しくて
手すりも勧められました
*
詳細を聞いてみると
必要だなと納得しました
結局
トイレや廊下 玄関 勝手口などに設置
*
設置後は
母親もよく手すりを使用し快適そうでした
現在は私が
腰を痛めた時などに
手すりを使うことがあります
*
それがいざ使ってみると
これがまた絶妙の位置・高さにあるんですね
痒い所に手が届く感じです
*
やはり 介護のプロに頼んで正解でした
しかもこれらの工事費用は
介護保険の住宅改修で補助金を利用できるんです
*
世の中
知らないことは多いですよね
知らないと損します
*
先日も個別相談で
「だれにも迷惑をかけずに生きていく」と
一人暮らしの方が言います
*
今まではできたかもしれません
しかし
いつまでもできるわけではないのです
*
準備だけはしておく
思った時は先延ばしにせずに
すぐ行動を起こしてほしいものです
*
行政に頼る
ケアマネージャーや地域包括支援センターに
頼ることもいずれは考えないとね
分からないことは聞いてください
2023.09.09
老後の三大不安

希望がかなう の花言葉 ペンタス
ペンタスはギリシャ語で
5という意味
*
花びらが5枚だから
星の形に似ています
そこからこの花言葉が生まれました
知らんけど!
*
知らなきゃ損
*
「老後の三大不安」って何でしょうか
それは
健康
お金
孤独
*
年齢を重ねるごとに
健康の有難みが分かります
お金で健康が買えればいいですけど
それはかないませんね
*
お金はあるに越したことはありませんが
お金があるほど幸せも増えると思いますが
一定額を超えると
あまり幸せは増えないというデータがあります
*
そして孤独
これが問題です
仕事をしていると
少なからず人と関わります
*
サラリーマンの仕事は
とかくストレスも多いですよね
*
納得のいかない仕事でも
上司から命令されると
やらざるを得ない場合も多いです
そういう日々が続くと
早く辞めたいなと思うでしょう
*
ひと昔のように
定年退職して悠々自適の生活
そんな時代は終わりました
*
今は何歳まで働くかという選択肢になります
年金受給年齢も 60歳 ➔ 65歳になりました
将来は70歳になるのでしょうか
*
年金を何歳からもらえばよいかという選択も
よく聞かれる話です
選択肢は60歳から75歳の間です
*
60歳から前倒しで少ない年金を一生涯もらうのか
先延ばしで75歳から
割増しの年金を一生涯もらうのか
*
何歳でもらうのが得なのか?
正解はありません
その人それぞれのライフプランを
考えないといけません
*
健康の許す限り
働くことは必要だと思います
私は70歳までは働くつもりです
*
一般的に
70歳まで働くメリットは何でしょうか
*
自分の好きなことや得意なことを
仕事にすることができます
*
自分の能力や経験を生かして社会に貢献する
ということは
誰かのために何かをするということです
*
誰かのために何かをすることは
自分も幸せになるということです
*
仕事をするということは
健康にも気をつけます
健康であれば
自分のしたいことや楽しいことができます
*
仕事をすることで
頭や身体を使って
健康を維持することができます
*
自分の人間関係を大切にすることで
人生の楽しみや支えになります
*
仕事に関わった人との出会いで
視野や知識を広げることができます
人との関りで感情や考えを
共有することができます
*
働くことで
「老後の三大不安」は解消できます
たった一度の人生
心置きなく生ききりたいですよね
2023.08.09
介護施設いろいろ

清潔 の花言葉 メラレウカ コットンキャンディ
一度聞いても 覚えられない
それは私だけかな
*
上質なコットンのような柔らかい花
葉から柑橘系のさわやかな香り
たまりませんね
知らんけど!
*
知らなきゃ損
*
親の介護
以前は自宅で介護が当たり前でしたね
今は
施設で介護が増えてきました
*
加齢とともに
自宅では介護できなくなる場合
施設に頼らないといけません
*
どんな施設があるか
知っているでしょうか
*
公共施設では
特別養護老人ホーム (特養)
介護老人保健施設(老健)
介護療養型医療施設
介護医療院
ケアハウス
多いのは特養ですが
人気ですよね
*
民間施設では
グループホーム(認知症共同生活介護)
介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
サービス付き高齢者住宅(サ高住)
*
施設によりいろいろなので
実際見学してみるのが一番ですよね
*
私の母親も
最初は自宅で介護をしていましたが
家族だけでは手に負えなくなり
行政に助けてもらいながら介護をしました
やがて自宅と病院との往復
いよいよ施設に入居しないと無理だということで
いろんな施設を見学に行きました
*
なかなか気に入ったところがなく
ようやく見つけた自宅に近い施設に
ショートステイで入居できました
*
入居時は要介護2の状態
その施設は特養も併設されていました
*
特養の入居条件は要介護3でショートステイ入居中に
介護区分変更申請により
要介護3になり そのままスライド
*
同じ施設である
特養に入居することが出来ました
運が良かったと思います
*
介護は
他人事ではないですよね
誰もが直面する問題でしょう
2023.07.19
介護認定って

危険な恋 の花言葉 マンデビラ
つる性植物で 夏の間咲き続けます
鮮やかな色ですね
*
一目ぼれしそうな花です
まさに危険な香りがしてきそう
*
この花を見たければ
大阪城 城見緑道に咲いてます
知らんけど!
*
知らなきゃ損
*
介護
誰もが避けてと通れない問題ですよね
老々介護も問題になっています
老人が老人を介護するということ
*
少子高齢化なので
仕方がないことです
一口に介護って言ってもよく分かりませんよね
まずは親が倒れたり 病気になったりして
家族や子どもが面倒を看るのが一般的かな
*
短期なら頑張って看ることも可能ですが
長期になり先が見えなくなると
介護する人も疲弊しますよね
私もそうでした
*
最初はみんな頑張るんです
そのうち 疲弊して体調を崩したりすると
途端に行き詰ります
*
そんな時どうしてらいいのか
まわりに聞きますよね
そして たどり着くのが
地域包括支援センターです
*
まずはここに相談するんですね
介護支援専門員(ケアマネージャー)が
決まり、その方と相談します
*
あとは介護認定の申請
主治医の意見書提出
自治体の職員の訪問調査
申請から認定 約1か月かかります
*
そもそも
介護認定の種類はというと
以下の7種類です
*
簡単にいうと
要支援1
部分的支援が必要
要支援2
部分的な支援が要支援1より多い
*
要介護1
見守りや部分的介護が必要
要介護2
排せつや入浴などの部分的介護が必要
要介護3
歩行、食事、排せつ等全面的介護が必要
特別養護老人ホームは要介護3以上が最低条件
要介護4
介護なしでは生活できない
要介護5
寝たきり、意思疎通困難
*
一度経験すると
分かるんですが
経験のない方は
分からない
*
最初に
何をしたらいいのか
誰に相談したらいいのか分からない
人は分からないと不安になりますよね
*
分かってしまえば 簡単なことなのにね
まずは
分かっている人に聞いてください
たとえば 私に

