"知らなきゃ損" ブログ
2025.10.20
とある井戸端会議②
とある井戸端会議編②
ある秋の日
近所の喫茶店(hmc-cafe)で
いつもの3人
優子さん、潤子さん、恵さんが集まっていた
*
「この前ね、久しぶりに実家に帰ったら…
仏壇がほこりだらけでさ」と優子さんが話し始めた
*
優子さん:
「父が亡くなって3年
母は施設に入ってるから、家がもう誰も住んでないの
でも空き家のままって、なんか気持ちが引っかかるのよね」
*
潤子さん:
「あー、うちもそう!
実家って、片づけるにも兄弟の意見がバラバラで進まないのよ
“思い出があるから壊したくない”って言う人もいれば
“早く売ろう”って言う人もいて…」
*
潤子さん:
「わかる。しかも放っておくと、固定資産税もかかるし
“特定空き家”に認定されると税金が6倍になるって聞いたわ」
*
優子さん:
「えっ、6倍⁉ そんなことになるの?」
*
潤子さん:
「そうそう。外壁が崩れかけてるとか
庭が荒れてると市役所から注意されるのよ
うちも草刈り代で毎年けっこうかかる…。」
*
話が進むうちに
*恵さん:
「でもね、私この前、“家の名義”を調べたの
登記が父のままだったのよ
相続登記はしないとダメなんだって」
*
優子さん:
「そうなの?登記って、誰がやるの?」
*
恵さん:
「相続人全員の話し合いが必要なのよ
兄弟で“誰が相続するか”を決めて
司法書士さんにお願いするの
令和6年4月から“相続登記が義務化”されてるから
3年以内にしないと過料になるらしいの」
*
潤子さん:
「相続の話って、なんか重たいけど、
何から始めたらいいのかな?」
まとめ
1 今の名義を確認する(登記簿)
2 兄弟で話し合い(どうするか決める)
3 司法書士や相続相談の専門家に相談すればいいかな
*
優子さん:
「この前“繋ぐノート”っていうのを書いたの」
自分や親の“もしも”を書いておくノートなんだけど
誰に連絡してほしいとか延命処置はいらないとか
みんなで話し合って書いておくの
*
こういうのを残しておけば
子どもが困らないかもね
*
潤子さん:
「それいいね 空き家だけじゃなく
“家族の想い”も整理して伝える時代なのね。」
*
空き家問題は
ただの“不動産”の話ではありません
*
親の思い出、兄弟との関係、そしてこれからの自分の生き方――
すべてが繋がっています
*
今できることを少しずつ始めて、
「困った時の備え」を
“繋ぐノート”に書き留めておきましょう
*

