"知らなきゃ損" ブログ
2025.02.07
有効な遺言書って
知らなきゃ損 No4
有効な遺言書って
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あなたが作成した遺言書って
本当に有効でしょうか
遺言書は大きくは2つに分けられます
自筆証書遺言と公正証書遺言です
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自筆証書遺言については
2020年7月から法務局で保管する制度が始まりました
これにより保管場所である自宅などで
紛失や改ざん、隠蔽の恐れがなくなりました
安心ですよね
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この制度は
法務局で安価に保管できますが
その内容まではチェックされていません
そのチェック項目は
最低限の日付や遺言書の形式のとおり書かれているかどうかです
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実際は、自筆証書遺言の内容は不備が多く
役に立たないことも多いようです
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自分でチェックする項目は
相続させる、遺贈する という言葉が使われているか
不動産情報は登記内容と合っているか
相続人等が不存在になった時、予備的遺言がなされているか
遺言執行者に変更はないか、予備の遺言執行者はいなくて大丈夫かなど・・・。
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それに対して公正証書遺言は士業である
行政書士、司法書士、弁護士に原案を作成してもらい
公証役場で公証人立ち会いの下、遺言書が完成します
公証人が関与するため 内容等の不備はありません
もちろん 関わった人の分だけ費用はかかります
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ただ上記の士業さんだったら
誰でも良いのかというとそうでもありません
まずは遺言書の経験があるかどうか
できれば相続専門の方が良いでしょう
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そして
その方との相性もあります
ダラダラと話を聞く時間がもったいないので
マニュアル通りの遺言書を書く方もいます
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そもそも遺言書を頼むなんて経験がない
聞き慣れない専門用語が多くて
頭から煙が出そう
分からない専門用語で
話を中断してまで聞きにくい
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分からない用語のことで頭がいっぱいになり
その後の話が入ってこない
「遺言書って、あーこんなもんなんや」
と思ってモヤモヤしてしまう
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遺言書は普段使わない独特な表現や
専門用語を使うので
分かりやすく説明してくれる士業さんを選びたいものです
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よくあるのが
長年知っている士業さんにお願いするパターン
お願いされる士業さんも
長年の付き合いだから断れない場合もあります
お互いそれで良ければいいんですが
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医師でも内科、外科と専門化しているように
各士業さんも専門分野を持っています
まずは何が専門か
どれくらい遺言書の経験があるかを確認しておきたいところです
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士業の方は 普段、専門用語ばかり使っているので
専門用語を使わずに分かりやすく説明されますが
つい出てしまう場合も多いんです
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そんな時
「今の話は、たとえばこういうことですよね」という一声があると
心強いですよね
私はそういう仕事をさせてもらっています
分からないことは聞いてくださいね